メンバーストーリー

"松浦 光洋" class="ofi"

人生1回。次の世代に少しでも
良い世の中を渡していくために
自分にできうる最高の仕事をしていきたい。

コンサルタント

松浦 光洋 Matsuura Mitsuhiro

国家資格 キャリアコンサルタント (登録番号22006592)
担当エリア 新潟  群馬 
  • 複数転職経験
  • 異業種転職経験

1985年、新潟市出身。新潟青陵大学看護福祉心理学部福祉心理学部卒。2008年、新潟交通株式会社入社。旅行部で修学旅行を担当。2013年3月、退社し3ヵ月間ニューヨークへ語学留学。同年10月、株式会社リクルートライフスタイル入社。ホットペッパーの飲食部門で営業を担当。2017年、エンリージョン入社。

子どもの頃から憧れてきた父の姿。自分の将来を考えたNYでの3ヵ月。

株式会社エンリージョン松浦 光洋

 新潟市で生まれ育ち、大学も就職先も新潟という松浦。学生時代から「将来は営業職に就いてバリバリやるということだけを目指していました」という、仕事に対するモチベーションの高さは、父の影響だと松浦は語る。
 「父はUターンで新潟に帰ってきて入った会社で、平社員から社長まで務めました。役職が変わるたびに僕にも名刺をくれて、子ども心に少しずつ階段を登っていく父の姿を見てきたことが大きいですね。社会人になったら、そんな父とも勝負できるかなと思ってきたところがあります」。

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 3人兄弟の末っ子で、親の願いもあって自宅から通える大学に進学。「これからは環境や福祉が世の中のテーマになっていく」と感じ、最初は消去法で選んだという福祉心理学部でも大いに学んだ。「介護や死に身近な環境にいると、人生はどうあるべきかということを自然と考えるようになる。100歳の祖父母を孫として近くで看取れたときも、こういう別れ方は幸せなんだなと思ったり、死や介護をポジティブにとらえることもできるようになりました」。

 大学時代のバイトはメンタルを鍛えるために、社会人と一緒に仕事ができる環境を求めた。「スーツを着て仕事をしたかったので、派遣会社に登録して、家電店や家具店でクレジットカードの勧誘をしていました。

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 勧誘が上手くいくと、カードの受付の前に列ができるんです。多いと1日25件くらい成約できて、達成感もありましたね」。
 
 「どの会社に行こうが、とにかく一生懸命やるということは決めていた」という就職は新潟交通を選んだ。旅行部の教育修学営業として、添乗員としてあちこちを飛び回った。「忙しかったですが、修学旅行の添乗は楽しかったです。新潟に居ながらにして、全国や海外にも行かせてもらいました」。そして5年務めたところで、退職を決意。「仕事が嫌いとか、不満があったという訳ではないのですが、世界は広いのにここだけしか見ないのはもったいないと思ったんです」。

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 当時27歳。人生のうち、今しか行けないと思い立ち、ニューヨークに語学留学することにした。次の仕事に就くまで半年以上は間を空けないと決め、期間は3ヵ月。できるだけ日本人が少ない学校を探し、マンハッタンから30分ほどの小さな町の、老夫婦の家にホームステイをした。「認知症のおじいちゃんと毎日同じ話をして、料理上手なおばあちゃんからいろいろな国の料理を教えてもらいながら過ごしました」。
 その間考えていたことは、帰国したらどんな仕事をしようかということ。「NYで知り合った日本人の友人と語り合っていたとき、“NYで起業する人も、まずは自分の地元で一番になることが先だ”という話をしていて、自分には起業する気はなかったんですが、なるほどな、と思いましたね」。

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リクルートで経験したトップアプローチ。全力での提案が信頼につながることを実感。

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 帰国すると、新潟と東京で就職活動を開始。そしてエンリージョンを通し、新潟のリクルートライフスタイルに入社した。「商材は何でもいいから面白い会社を紹介してほしいとリクエストしました。実はリクルートのことはよく知らなかったのですが、いざ入ってみたら優秀な人もいるし、売り方を地方拠点にも任せてくれるので、アイデアが良ければ翌月には全国に共有される文化があり面白かったです。幸運なことにチームのリーダー的な役割も経験させてもらい、他のリーダーと一緒に戦略を練ったりするのも楽しかった。なかでも一番勉強になったのは経営者への営業ですね。広告を出してくれるときは僕に期待してくれているんだと感じたし、僕も単に広告枠を売るだけでなく、経営方針や新店舗展開を踏まえた営業戦略まで踏み込んで提案することもありました」。

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 契約年数の3年半を終えたとき、正社員としての採用も決まっていたが、家庭事情もあり新潟に留まる思いが強くなり辞退。再びエンリージョンへ相談に行き、そこでエンリージョンの選考に参加。「僕、前々から優秀な女性たちが結婚や出産を経て、地方で埋もれていく状況がすごく嫌だったんですね。自分より優れている女性たちがいるのに、活躍できないのはもったいないと思って。社長の江口との面談のときにそんな話題になって、例えば女性が10時から16時という時間でも働けるような環境を作っていきたいと話したら、江口からエンリージョンではそういう女性も働いてるよ、と言われて。そして、新しいことをやりたいなら、自由にやってみていいと言われて、入社を決意しました」。

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 コンサルタントの仕事では、リクルートでも経験したトップアプローチが面白いと話す。「経営者ならではの悩みを聞いたり、こういう人が欲しいんだという話を伺いながら、採用の方針を固めていく過程が興味深いです。トップと話をすることで、求職者の方に“この会社の社長の話は面白いですよ、会ってみませんか?”という話もできる。大きな企業でバリバリやってきた50代の方を、2代目・3代目ならではの課題を持っている経営者に紹介することも多いです。求人票が出ているポジションの紹介よりも、この社長とこの方なら一度話をしたらいいんじゃないかと思って提案すると、話が進んで採用になり、その方が入ることによって新しい部署が出来たということもある。そういう案件はやはり印象に残っています」。

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より多くの人が活躍できる世の中を残したい。そのための仕事を精一杯、楽しみながら。

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 今の時代、いわゆる定年で縛る働き方にも疑問があると話す。「経営者のなかには、定年を伸ばすから55歳の人もここから70歳まで15年働いてほしい、という考えの方もいらっしゃいます。女性の働き方についてと同じですが、ベテランも活躍できる環境を整えて、そのスキルを活かしていくほうがみんなにとっていいと思うんですよね。そういう提案もできるのが、この仕事の醍醐味だと思います」。

 長期での目標を尋ねると「自分が死ぬまでに、もうちょっと世の中を良くしたいんです」という答えが返ってきた。「人生1回だし、いつ死ぬかもしれない。子どもたちの代になったとき、もう少しいい新潟、世の中だったら良くないですか?

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 新しい職種が生まれていたり、さらに良い経営者が現れたり。でも、時間がかかることなので自分の寿命では足りないし、できることは小さい。それならば、今よりも少しはいい状態でパスするために、渡せる場を作っていくという感じですね」。
 志が大きい、と感心すると、意外にもそれは劣等感があるせいだと話す。「学歴も含めてコンプレックスはあるんです。そのなかで、いま自分は生きているし、親に感謝したいし、なぜ自分は生かされてるんだろうって考える。僕にも何か使命があるとして、五体満足である以上、想像しうる一番良いことをしていかないといけないと思っています」。

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 生きる、というワードが自然に出てくるのは、やはり福祉を学んだ経験が影響しているのだろう。「介護施設に研修にいくと、その日たくさん話をして、歌謡曲を歌ってあげたら泣いて喜んでくれた人が、翌日にはまた“はじめまして”から始まるんです。すごく機嫌がよかった翌日には、別人みたいに機嫌が悪い人もいる。赤ちゃんくらい手がかかるんですね。でも、すごく可愛らしいんです。そして、こういう人たちがいるから、いま自分たちがこうやって生活しているんだと考えると、自分だけが良ければというのは通じない。少しでも良い世の中にして次につなぎたいし、せっかくなら生きている間の働くことも楽しみたい。だからこそ、いろんな会社や経営者に関わっていきたいと思っています」。

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■インタビュアーから

インタビューでは学生時代から今に至るまでのいろいろな話を伺うのだが、松浦さんはどの年代でも常にフルスロットル。大学時代、共学になって間もない学校だったためサークルがほとんど無いなか、友人とダンスサークルを同好会から立ち上げ、教授陣の反対に遭いながらも最後には学園祭でホールを満員にした、という話も実に面白かった。自分がいる場所で、全力でしかも楽しみながら生きることで、たくさんの学びを得てきた彼が、これからさらに何を創り上げていくのか、大いに期待したい。