生まれ育った街で働けることに
いま、幸せに感じている。
同じ幸せを多くの人に届けていきたい。
コンサルタント
小澤 和明 Ozawa Kazuaki
担当エリア | 長野 山梨 |
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- 複数転職経験
- 異業種転職経験
- Uターン経験
1989年生まれ。長野県松本市出身。2013年、法政大学社会学部卒。同年、キッセイ薬品工業株式会社入社。MRとして長崎に赴任。2016年株式会社マクロミル入社。広告代理店営業を担当する。2019年株式会社クラウドワークス入社。Webディレクターを務める。2021年に松本市へUターンし、株式会社エンリージョン入社。
結婚を機に、初めて真剣に考えた自分の将来、家族との未来
32歳のときに、東京から生まれ故郷の松本にUターンし、エンリージョンに入社した小澤和明。「いま、自分自身が生まれ育った地元で働けることに幸せを感じていますし、この地元で働けるという幸せを多くの人に届けたい。そのためにコンサルタントという仕事を生涯続けていきたいと思っています」。
以前の自分は明確な人生計画を持たず、何事にもドライなタイプだったと話す小澤。高校生の頃、唯一はっきりしていたのは「東京に行きたい」ということぐらいだったと笑う。それもあって、一旦は地方国立大に入学するも、翌年、受験し直して法政大学に進んだ。大学では広告研究会のサークルに所属。
「大所帯のサークルだったので、その中でコミュニケーションスキルを磨くこともできたし、クリエティブコンテストに出場して賞を取ったりして、すごく面白かったですね」。
卒業後も東京から離れるつもりはなかった。「文系だから、できるのは営業かな」という感覚で就職活動を行い、内定をもらったなかから医薬品会社に入社した。しかし、MRとして配属された先は長崎県。「東京暮らしを続けたかったのに、という思いはありましたね。実は船が苦手で、離島に営業に行くのも大変でした」。
仕事をしていく上では、生命関連製品であることから営業のやり方に制限もあった。次第に「自分で工夫して営業をやってみたい」と思うようにもなっていた。
東京への思いも断ち切れず、3年で退職し、東京の広告代理店に転職。ここでは主にWeb広告の営業を担当した。「いかに創意工夫をして、お客様から自分の提案を選んでもらうかという営業だったので楽しかったですね。大学時代のサークル活動のときの高揚感も思い出しました」。
一方、その頃結婚を決めたことで、初めて自分の人生について真剣に考えたという小澤。「それまでは目の前のことだけに一生懸命だったのですが、結婚して自分だけじゃなくなるということで、本当に初めて真剣に、これからについて考えました。地元のことは好きで、いつかは帰りたいと思っていましたが、やっぱり大きいのは子育てについて。子どもが生まれたら、自分が育った環境で子育てをしたいと思いましたね。何より、たくさんお世話になった親に恩返しをしたいという思いもあって、Uターンを決意しました」。
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ウイルス禍が働き方を考えるきっかけに。そして3年ぶりにエンリージョンへ
Uターン実現から遡ること3年前、小澤はエンリージョンが当時東京開催していたUターン転職相談会に参加。広告代理店での営業は面白かったが自社商品を持っていなかったので、次はプロダクトやサービスを作る側の仕事をしたいと思っていた。しかし、話を聞くと、地元にはそうした仕事の募集は今のところ無いという話だった。
Uターンを急いでいる訳ではなかったので、その状況を受けて、まずは東京でやりたい仕事をしようとWeb系の制作ディレクターの仕事に転職。ベンチャー企業の刺激的な環境で、忙しいながらも充実した日々を送っていた。しかし、そこを襲ったのが新型ウイルスの波だった。
「リモートワークになって、外出もできなくて、東京に居る意味って何だろう、と改めて感じましたね。働き方を見つめ直すきっかけになりましたし、Uターンするならこのタイミングだと感じました」。
会社に籍を置いたまま松本に戻り、リモートワークで仕事を続けることも可能だったかもしれないが、小澤が望んだのは地元企業への転職。「これからの人生を地元で過ごすなら、人と関わりながら地元に根ざした企業で働きたいと思ったんです」。
3年ぶりにエンリージョンに連絡すると、前に相談に乗ってくれたコンサルタントの中山は、小澤のことを覚えていてくれた。話を聞くと以前と同様、小澤がイメージする職種の募集はなかったが、エンリージョンの選考を受けてみないかと誘われた。
「Uターンするなら、地元の企業で地元のためになる仕事をしたいという話をしていたのですが、それがエンリージョンの“暮らしたいところで思い切り働く”という考えにフィットすると思う、と誘っていただいたんです。中山さんを見ていて、コンサルタントというのが良い仕事だなと感じていたし、話を聞くうちに自分と同じように地元での転職を考えている人の支援をしたい、ぜひ入社したいと思いました」。
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地方にもやりがいのある仕事はたくさんある。多くの人に地元で働く価値を伝えたい。
エンリージョンに入社し、いまは担当コンサルタントだった中山と一緒に松本支社で仕事をしている。働き始めて感じるのは、本当にやりがいのある仕事だということ。「人の人生に大きく関わる仕事であり、ご縁を繋ぐことが引いては自分たちの地域に還元されていく。そういう影響を与えることができるというのがすごいと思います」。
また、地元に良い企業がたくさんある、ということにも気づくことが出来た。「どうして今まで知らなかったんだろう、と思います。新卒の時に知っていたらエントリーしたかったな、と思った会社もあります。
実際、以前の自分と同じように、地方には自分が働きたい会社は無いだろうという認識の人はまだ多く居るはず。良い企業があるのに知らないのはもったいないと思うし、自分がそうした情報を多くの人に伝えていきたいですね」。
生活面では、やはり自分が育った土地での暮らしは落ち着くという。「親のそばで暮らすことができるのはうれしいし、何か困ったときに助け合える存在が近くにあるというのはお互い大きい。新型ウイルス禍のなかで感じたのは、やはり人はひとりでは生きていけないということ。
自分ももし独身で東京にいたら、相当辛かっただろうと思う。これをきっかけに地元に戻りたいと感じる人は増えるんじゃないかなと、自分の経験を通して感じます」。
いまの自分に対して、人としても成長したと思うと話す小澤。「新卒の頃は何も考えていなかった故に見えていなかった自分の方向性が、やっと分かってきたという感覚です。これは社会人になって、いろいろな仕事を経験させてもらうなかで、少しずつ掴めてきたような気がしますね。これからできるだけ多くの人と関わり、地元で働くという喜びを届けていきたいと思います」。
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■インタビュアーから
インタビューのとき、リモート画面に現れた小澤さんはスーツではなく、作業ジャンパー姿。胸元にはエンリージョンの文字が入っている。「製造業のお客様のところにいくとき、工場にスーツって浮くなあと思って、自分でジャンパーを作っちゃいました」と小澤さん。アイデアマンであり、スイッチが入ればとことん熱くなるタイプ。彼自身がUターンの当事者として経験したことが、コンサルタントとしての糧になっていくのは間違いない。地域で頼りになる存在へと羽ばたく未来を期待したい。