「転職支援を通して富山の人口を増やしたい」
大きな夢を胸に、人と企業をつなぐ架け橋を目指す。
ジュニアコンサルタント
金田 広平 KANEDA KOHEI
| 担当エリア | 石川 富山 |
|---|
- 複数転職経験
- 異業種転職経験
- Uターン経験
1984年、富山県高岡市生まれ。北海道大学経済学部を卒業したのち地方銀行に入行し、富山・石川・北海道・東京の各拠点で法人向けの融資を行う営業として勤務。また、銀行の本部では融資企画や業務改善なども担当した。その後、コンサルティングファームを経てUターン転職を決意。「暮らしたいところで思いきり働く」という理念に共感し、2024年に株式会社エンリージョンへ入社した。
銀行員として歩んだ日々が教えてくれた、人を支える仕事の意義。
富山県高岡市で生まれ育った金田は、北海道大学経済学部を卒業後、地方銀行に入行した。以降13年間、法人営業や融資企画などの業務を通して、金融の現場で経験を積み重ねた。主に中小企業向けの融資を担当し、経営者の悩みに寄り添いながら資金調達を支援する仕事は、とても充実していたという。
「お客様の課題に耳を傾けて融資という形で解決につなげる仕事内容や、『ありがとう』と言ってもらえるのが嬉しくて非常にやりがいを感じていました。入行してすぐは富山に配属され、その後は石川・北海道・東京と転勤を重ねて、さまざまな場所で働けるところも気に入っていました」と金田は当時を振り返る。
転勤の過程では、銀行本部で融資企画部門に所属した経歴を持つ。事務手続きや契約書のルールづくり、業務システムの改善などに携わり、効率化を進める中で業務の仕組みをより良くする面白さを知ったことも、とても貴重な経験となった。
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「家族のそばにいたい」キャリアの軸が変化し、働き方を見つめ直す。
転機が訪れたのは30代半ば。結婚し、子どもが生まれた後だった。「銀行では、上司や支店長の多くが単身赴任者でした。我が子がすくすく成長する中で、自分自身も単身赴任をする未来が現実味を帯びてきたとき、家族のそばに毎日いられる生活を送りたいと思いました」
妻もその考えに賛成してくれ、生活拠点を構えていた東京で転勤のない仕事へ転職することを決めた。
次の職場として選んだのは、総合コンサルティングファーム。大手金融機関の業務改善を支援するコンサルタントとして、新しいキャリアを歩み始めた。仕事は銀行時代の経験が大いに活きる内容で、属人化した業務の標準化や事務負担を軽くする方法を一緒に考えるなど、課題解決を提案するという点で銀行と共通点が多く、やりがいもあった。
しかし子どもたちが大きくなるにつれ、金田は「もっとのびのび暮らして、自然の中で我が子を育てたい」と考えるようになった。そこで富山へのUターンを決め、高齢になりつつある両親の生活をサポートしたい思いもあり、実家で暮らしながらやりがいのある仕事ができればと考え転職活動をスタートした。
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転職相談に訪れたエンリージョンで、転職支援の仕事に出会い、入社を決断。
Uターン転職を実現させるために、企業を紹介してもらおうとエンリージョンへ「転職希望者」として登録した。
「最初は転職相談が目的だったため、まさか自分がエンリージョンのコンサルタントになるなんて考えもしませんでした」と振り返る金田。当時の担当コンサルタントから「転職エージェントの仕事に興味はありますか?」と声をかけられたことが大きな転機となった。
「そのとき初めて『そういう選択肢もあるんだ』と思いました。エンリージョンのWEBサイトでコンサルタント紹介記事を読むと、皆さんとてもキラキラしていて、地方でもこんなにかっこよくバリバリ働く人たちがいるんだ!と感動しました」
さらに、コンサルタントは企業・転職希望者双方の課題を解決し、感謝してもらえることも多い仕事だと知り、「自分のやりたい仕事はこれだ」と感じてエンリージョンへの入社を決めた。現在は富山支社において、富山県・石川県の企業の採用支援や転職相談対応などを幅広く担当している。
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耳を傾け、思いを汲み取る。信頼をベースとした転職支援を目指して。
地元企業や転職希望者との信頼関係づくりでは、誠実な対応を徹底している金田。
仕事で大切にすることとして「約束を必ず守り、企業・転職希望者の双方に対して経過報告を欠かさず行います。『この人はちゃんと動いてくれる』と思ってもらうことが信頼の第一歩になると思います」と語った。その結果、企業からは「あなたに相談したい」と非公開求人を任されることも増えた。
また転職希望者に対しては、相談内容とその背景にまでしっかりと耳を傾ける姿勢を大切にしている。なぜなら、多くの転職希望者はそれぞれに解決したい「課題」を抱えているからだ。表面的に口にする要望の裏には、家庭の事情やステップアップしたいという思い、将来への希望が隠れている場合も少なくない。金田はそれらをしっかりと聞き取ることを普段から強く意識している。
これまでで印象に残っているのは、上場企業で役職者として働いていた方の転職支援だ。
「土日もずっと働き詰めで、『このままでは幸せになれないかもしれない』と相談をいただきました。ご家族との時間を持てる仕事を希望していて、諸々の条件が合う職場への転職が決まってしばらくした頃に「今とても充実しています」と笑顔で報告をもらったときは、心から嬉しく思いました」。
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仕事も暮らしも、富山とともに。地方創生の夢を描き邁進する日々。
「富山県の人口は、年間およそ1万人も減っています。しかし最近は30代・40代の転入者が少しずつ増えており、時期を同じくしてエンリージョンの富山支社の業績も上がっているんです。それらの数字から見ても、私たちの活動が地方創生に貢献しているのかもしれないと希望を抱いています」と語る金田。その実感が、日々の業務への大きな原動力になっている。
金田の夢は、「コンサルタントの仕事を通じて富山の人口を増やすこと」。エンリージョンの仕事は、企業と人をつなぐだけでなく地域の未来をつくる仕事だと思う、と話した。家庭では子どもたちにも「お父さんの夢は富山の人口を増やすこと」と話しているそうだ。
富山にUターンしてからの生活は、家族にとっても穏やかで充実したものとなった。「子どもたちは地元の方言や学校にすぐ馴染んで、友達がたくさんできました。『富山の方が楽しい』と言ってくれたことが一番嬉しかったですね」と金田は笑顔を見せる。休日は家族と自然の中で過ごすことも増えた。
富山に戻る少し前から始めた健康づくりのためのジョギングは、今では日課になった。ハーフマラソンを完走した経験を持ち、次は富山で開催されるフルマラソンに挑戦予定だ。
「『富山の人口を増やす』という夢を叶えるには、長期的に取り組まなくてはなりません。5年や10年で結果が出るものではないからこそ、少しでも健康で長く働けるよう、これからもマラソンを続けたいと思っています」。
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知識を磨き、人に寄り添う。富山で生きる人の未来を支えるために。
これからの目標について金田に尋ねると、「まずは知識を増やしたい」と話す。
「社労士資格に挑戦するなど、幅広い知識を身につけることで『この人に相談すれば大丈夫だ』と思ってもらえる存在でありたい」と成長への意欲を見せる。
そしてもう一つの目標は、候補者の心の拠り所になることだ。
「転職活動は、誰にも話せずに一人で悩む方が非常に多いです。職場の同僚には当然相談できませんし、家族にも言いづらいという方もいます。だからこそ、最初に相談を受ける私たちがしっかりと受け止めて、一人ひとりの未来の一歩を支援したいのです。どんな決断になったとしても、『相談してよかった』と思ってもらえるように寄り添うことを大切にしています」
富山に暮らしながら働く今、金田は「地元住民だからこそ伝えられるリアル」があると感じている。Uターンを考える転職希望者から「実際、戻ってみてどうですか?」と聞かれることも多く、自らのUターン転職経験をもとに生の情報を伝えられるのは、金田の大きな強みだ。
銀行時代のネットワークを活かした企業開拓と、自身のUターン経験に基づくアドバイスを行い、企業と人材の橋渡し役として日々奔走する金田。
「U・Iターン転職は、仕事環境だけでなく生活環境も変える大きな決断です。一人で悩まずに、まずは話をしていただけたら嬉しいです。富山・石川で暮らしたい、ご家族と一緒の時間を持ちたい、新しい場所で成長したいなど、『幸せになれる選択肢』として富山・石川で働く道を一緒に考えていきたいと思っています」。
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インタビュアーから
富山の人口を増やすという壮大な夢を、まっすぐなまなざしで語る金田さん。
「家族との時間を大切にしながら、生まれ故郷の富山に貢献したい」という言葉からは、地元愛と人材紹介業への情熱が感じられました。
転職希望者一人ひとりの人生に真摯に向き合い、人と企業をつなぐ。そんな金田さんの活動が、これからの富山の未来を少しずつ変えていくはずです。