
「暮らしたい場所で働く」を実現。
福井で叶える、自分らしい生き方・働き方。
コンサルタント
小西 研吾 KONISH KENGO
担当エリア | 福井 |
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- 異業種転職経験
- Iターン経験
1996年、兵庫県生まれ。金沢大学大学院修了後、家具・インテリア用品を扱う大手企業に新卒で入社し、大阪の店舗に配属される。現場の業務に従事したのち、新店舗の開店や既存店舗の改装を管理する部署へ異動。出張で全国を飛び回る中、パートナーと家庭を築くことを考えたときに「一つの場所に腰を据えて働きたい」と考え、2023年12月に株式会社エンリージョンへIターン入社した。
やりがいを感じる瞬間にはいつも“人との関わり”があった。

兵庫県に生まれ育ち、石川県の金沢大学大学院で生物化学工学を学んだ小西は、修了後に新卒で家具・インテリア用品を扱う大手企業に入社した。理系卒にもかかわらず、技術系ではなく文系の職種を選んだのは、もともと人と関わることが好きだったからだという。
「大学時代は、学問として化学や生物学を深めたいという気持ちがありました。しかし、いざ就職活動の時期になってその学問を仕事にすると考えると、なんだかピンとこなくて。それよりも接客などの要素がある仕事により魅力を感じて、インテリア販売の会社に入りました」。

大阪の店舗に配属され、最初の1年は店舗の全体的な業務の流れやお客様対応の基礎を学んだ。その後は新店舗の開店や既存店舗の改装を手がける部署へ異動となり、全国の店舗の開店・改装を進捗管理する業務に従事した。
毎月出張をし、4週間ほど現地の店舗で様々な指揮を行う仕事は、忙しいながらも非常にやりがいがあった。主に店舗のパート・アルバイトスタッフに対して、自社が大切にしている考え方や基本業務を伝える教育を担当していた小西は、「どうすれば気持ちよく働いてもらえるだろう」と考えてスタッフへの関わり方を工夫しながら育成を行い、円滑な店舗運営を目指した。
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自らの経験を生かし、誰かの一歩を後押しするため人材紹介業へ。

開店・改装の管理部門で2年ほど働いた頃、小西は遠距離交際をしていたパートナーとの将来を考え始めた。全国に店舗があり、転勤が前提となっているインテリア販売店の仕事は、結婚後に家族と過ごす時間があまり取れない可能性もある。自分らしい生き方や働き方を真剣に考えた結果、パートナーの故郷である福井県で腰を据えて働くことを決意した。
福井には何度も訪れたことがあり、「ここは長く住むのにとても良い場所だな、と漠然と考えていた」と話す小西。大学時代を過ごした金沢にも似た雰囲気があり、そこで生活する自分の姿が容易にイメージできたという。福井に移住して家族とともに暮らす未来を叶えるため、Iターン転職活動をスタートした。

自身の経験を活かしながら人と関わる仕事がしたいと考え、営業職を中心に求人を探していたが、転職活動を続けるうちに人材紹介業という仕事があることを知った。前職でパート・アルバイトスタッフの教育を担当していた頃、多様な人々と関わりながらうまく仕事を進めていく面白さを感じていた小西は、転職を希望する人のサポートを行う人材紹介業に魅力を感じた。
「人材系の企業をいくつか見た中でも、特に地域に根ざしてU・Iターンに力を入れているエンリージョンが目に留まりました。私と同じように、事情があって福井をあまり知らない状態で移住する方や、地元に戻りたいと考える方の支援ができる仕事は、まさに私が理想としている『人と密に関わる仕事』です。自分自身も転職を体験しているからこそ、その悩みも理解したうえで支えになれるのではと思い、エンリージョンの門を叩きました」と小西は振り返る。
不安よりも未来の成長を信じ、コンサルタントのキャリアをスタート。

エンリージョンの福井支社は小西が入社する数年前に開設したが、常駐コンサルタントはおらず、近隣県の担当者が福井エリアをカバーする形で運営していた。小西は入社試験の際、一人目の常駐コンサルタントとして企業の新規開拓や転職希望者の対応を任されると知ったときのことについて、次のように語る。
「人材紹介業に初めて挑戦する私が、一人目のコンサルタントで本当にいいのだろうかと最初は少し不安を感じました。しかし同時に、自ら開拓できる仕事の幅が広いからこそ得られるものも大きいのではと思ったのです。もちろん、わからないことも多いので相当な苦労を覚悟しつつ、それでもチャレンジしたいと思い飛び込むことを決めました」

エンリージョンの先輩コンサルタントの姿に憧れを抱いたことも、小西の決断を後押しした。通常、転職の面接ではどの企業も質問項目が共通しており、テンプレート通りに会話が進む場合も多い。しかし、エンリージョンの社長や上司には、普段は考えもしなかった部分まで深掘りした問いを通して、個人の価値観を理解しようとする姿勢があった。
小西は「日頃から多くの人々と対話し、豊富な転職相談実績があるからこそ、求職者の本質に迫る面接ができるのだと実感した」と当時の印象を話す。「ここに入社して訓練すれば、私にも相手の本質を引き出す力が身につくかもしれない」と考え、先輩社員の姿を自分自身の目指すロールモデルと重ね合わせ、今も日々研鑽を積んでいる。
リアルな情報をリアルな言葉で届けたい。信頼を築くヒアリングの力。

現在は福井県内の企業とのパイプづくりに加え、転職希望者の相談にも親身に応じ、忙しい毎日を送る小西。普段は北陸3県のコンサルタントチームとオンラインでつながり、一緒に仕事をしている。
前職のインテリア販売店では、お客様との間に商品という目に見えるものが存在していた。お客様はまず商品の性能・価格を比較検討し、その次のステップとして、来店した際の接客で補足情報を提供するのが店舗での主な仕事だった。しかし、転職コンサルタントという仕事では目に見える商品がない。小西は「私自身にどんな価値を見出していただけるかが、何よりも重要だと考えています」と話す。

小西が企業との関係性づくりにおいてこだわっているのは、細かな情報収集。単純に求人情報を聞くだけでなく、求める人材が入社すると企業にとってどんなインパクトがあるのか、また人が集まらない要因や転職希望者にとってデメリットになり得る要素まで、網羅的にヒアリングする。そうすることで転職希望者にリアルな情報を伝えられ、企業に対しても本当にマッチする人材を紹介できることにつながる。
「一番に頼っていただける存在になるために、何をすればいいのかを常に考えながら業務に向かっています。地元企業のことをしっかりと把握しているのはもちろん、話しやすさ、福井県に自分自身も住んでいてローカル情報に精通していることなど、総合力で選ばれるコンサルタントでありたいと思っています」と小西は熱意を持って語る。
プライベートでは福井の自然を満喫する日々を送り、釣りなどのアウトドアを趣味としている。身近に美しい自然環境があり、自分らしい生活が送れる日々は、都会とは違う満足度がある。「自分自身が幸せを感じられる場所で、一緒にいたい人と暮らし、やりがいのある仕事に恵まれている今にとても充足感を持っています。暮らしたい場所で生きることの意義を、ぜひ多くの人に伝えていきたいと思います」と話す。
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求人票にない情報こそが、真のマッチングにつながるヒント。

企業と転職希望者の情報を細かに理解することに努めている小西だが、最初は試行錯誤の連続で、つまづいた経験もある。コンサルタントになって間もない頃に人材紹介を行った案件は「今思えばもう少しできることがあったと思う」と小西は振り返る。
「始めのうちは、求人票に書いてある内容だけで情報収集を終えてしまったり、企業と転職希望者の間を取り持つ際に連絡事項を伝えるだけのメッセンジャー的な存在になってしまっていました。しかし、それでは満足度の高いマッチングにつながらない可能性もあります。そんな失敗経験から、企業と転職希望者がそれぞれどんな情報がほしいと思っているのかを考え、自分自身が意思を持って介入する重要性を学びました」

個別の状況に応じて踏み込んだ支援をしたいと感じた背景には、転職希望者との面談を担当し始めたことも関係している。様々な事情を持ちながら福井での仕事探しを希望する人々の声を聞くうちに、「こういう部分に不安や疑問を持つ人が多いのか」という気づきが生まれ、次第に転職希望者に寄り添った情報収集ができるようになっていったという。
時には求人票にないポジションや職種に関する相談を受けることもあるが、その際は地域企業とのつながりを活かし、新しい求人を創出して紹介を行う。企業担当者から「良い人を紹介してくれてありがとう」と感謝の言葉をいただいたり、転職希望者の「希望した企業で働けるのが嬉しい」とイキイキとした表情を見ることは、コンサルタントとして大きなやりがいを感じる瞬間だ。
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U・Iターン転職支援は「地域の未来をつくる仕事」。

今後の展望について小西は「企業と転職希望者、どちらに対しても相談の壁がない人になりたい」と語る。転職という人生の大きな決断について相談するとき、こんなことを聞いてもいいのだろうかとためらう人もいるかもしれない。そのハードルを感じさせないような「話しやすいコンサルタント」が小西の理想とする姿だ。
元来、人と関わることが好きな小西だが、今の仕事に就いてからは「相手のことをより自分ごととして考えるようになった」という。企業や転職希望者が悩み・要望を聞かせてくれるのは、信頼や期待を寄せてくれる証。そんな貴重なつながりができたのなら、自らのできる最大限の提案やサポートをしたい、という気持ちが常に小西の中にある。

また福井への想いについては「U・Iターン転職支援の仕事をすること自体が地域への貢献になっていると思う」と話す。良い人材が入社すれば、地元企業が成長して地域経済にもプラスのインパクトがある。企業と転職希望者がより良い縁を結べるよう、今後もコンサルタントとして成長を続け、福井で働く人を増やしたり地域活性化の一助を担いたいと考えている。
常に「誰かのため」を軸としながら、日々のコンサルタント業務にあたる小西。転職活動時に思い描いていた、人と深く関係性を築く仕事を今まさに体現し、人生の充実度は格段に上がった。これからも地元企業とのつながりをより強固にし、一人ひとりの転職希望者の不安・悩みに寄り添いながら、自身の転職経験や福井に暮らしているからこそ伝えられる情報をフル活用した転職支援に全力を注ぐ。
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インタビュアーから
「一緒にいたい人とともに、自分がずっと暮らしたいと思える場所に住み、やりたいと思える仕事ができる今の生活がとても充実している」とキラキラした表情で話す小西さんの姿が印象的でした。まだまだ業務では成長過程だと語りながらも、非常に前向きに進んでいることが伝わってきます。
今後は、福井で働きたいと考える人をより多く支援し、将来的にはそれが地域貢献につながる状態を目指したいという小西さん。その大きな夢に向けて、これからも着実に歩んでいく未来が垣間見えたインタビューでした。