不採用になった企業に再応募していい?バレる?再応募のコツとやり方
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高い入社意欲を持って応募してみたものの、選考の結果不採用になってしまうことも少なくありません。不採用になった方の中には「スキルアップしてもう一度選考を受けてみたい」「機会があれば、もう一度応募してみたい」などと思われる方も多いのではないのでしょうか。一方、不採用になった企業に再度応募してもよいのかと悩まれる方も少なくないはずです。
そこで本記事では、再応募したことは企業に分かるのか解説した上で、再応募する際のポイントや再応募前に考えることなどについて解説していきます。
目次
再応募はバレるのか
多くのケースにおいて、再応募であることは企業側に把握されているといわれています。
多くの企業が応募者の履歴書などの応募書類を保存している他、応募書類の保存を行っていなかったとしても応募した人の情報をデータとして管理している企業がほとんどでしょう。
また、規模が小さい企業の場合、採用担当者は履歴書を読んだり、面接で顔を合わせたりするときに、以前にも応募があったことを思い出すかもしれません。このような場合、「前回応募した人が再応募してきた」と、採用担当者に思われることになります。
とはいえ、これから詳しく見ていくように、再応募であることが企業に分かれば、不採用に必ずなるというわけでもありません。
再応募する際のポイント
再応募する際は以下の3つのポイントを押さえて、応募することをおすすめします。
以下、再応募する際の3つのポイントを紹介していきます。
企業が再応募可能か確認する
企業によって再応募の可否は異なります。再応募を検討している企業が、再応募を不可としていないか必ず確認するようにしてください。
再応募の可否は企業のホームページ、および募集要項などに記載されていることが多いです。また、再応募の可否について調べてみても分からない場合、企業に再応募は可能であるのか問い合わせてみてもよいでしょう。
スキルアップをしてから再応募する
企業側が求めるスキルの水準に達しておらず、不採用になってしまったというケースもあるでしょう。この場合、企業がどのようなスキルを保有している人を求めているのかリサーチし、自分自身のスキルもその水準まで高める必要があります。スキルが求められている水準に達しない状態で再応募しても採用される可能性は低いでしょう。
また、企業が求めるスキルのレベルが明確でない場合、業務に関係する資格の取得や保有資格よりもさらに上の級の取得を検討してみることをおすすめします。
面接時に前回の応募よりも自分が成長したことを伝えることができれば、選考においてプラスになることもあるはずです。
期間を半年~1年あける
不採用の通知が来て、その後すぐに応募しても書類の段階で落とされてしまう可能性があります。再応募する場合は少なくとも半年、できれば1年程度の期間をあけるとよいでしょう。
再応募する予定の企業に対する入社意欲が高い場合、半年から1年はスキルアップや面接対策などに励み、採用担当者に求める人物像に近づいた姿を見せられるように努力する必要があります。
新卒採用では一定の応募期間がありますが、中途採用ではある程度の期間があいていれば繰り返し応募できる企業も多いです。
再応募する前に考えること
再応募することで入社できる可能性は拓けるものの、再応募前には自分の考えを明確にしておく必要があります。
ここでは、再応募する前に考えるべき3つのことについて解説していきます。
企業によっては再応募の成功率が低い
企業によって異なりますが、再応募した場合、採用される可能性は決して高くないといえるでしょう。一度評価を受けているため、前回の応募から客観的にもよく分かる変化や成長がなければ、内定は難しいといわれています。
前回の応募時よりも高いスキルを身に付け、かつ応募の理由を明確にして面接に挑まなければならないため、採用されるハードルが高いことが予想されます。
別職種でもOKか
一度落ちた企業であっても、応募職種を変えれば再応募できる企業もあります。この場合、別職種であれば期間を置かなくても、すぐに応募できるという求人も少なくありません。
同じ企業であっても職種によって求められるスキルやコミュニケーション力、性格などは異なります。また、採用担当者も別の人になることが多いため、前回よりも高く評価してもらえる可能性もあります。
特に、規模の大きい企業であれば、複数の職種を平行して受けられることもあります。
その企業でなければだめな理由を考える
世の中には多くの企業があります。不採用になった企業でなくても優良企業は多くありますし、やってみたいと思える仕事を任せてもらえる企業もあるかもしれません。また、不採用となった企業とビジネスモデルや扱っている商品・サービスなどが似ている企業もあるでしょう。
そうした中で、不採用になった企業でどうしても働きたい理由を明確にし、面接までに言葉にできるようにしておかなければなりません。他の企業ではなく、その企業に再応募してまでも働きたい理由を面接官に伝えることができれば意欲や姿勢などが高く評価され、採用される可能性もあるでしょう。
また、その企業でなくてはならない理由をよく考えてみると、他の企業でも満足して働けそうだと思えることもあるかもしれません。もしくは、企業情報を収集し、いくつかの企業を比較してみると、不採用になった企業よりも魅力的に思える企業に出会えることもあります。
不採用の理由が社風とのミスマッチの場合は注意が必要
不採用の最大の理由が社風や社内全体の雰囲気と合っていないことであった場合、スキルアップし、入社意欲を伝えたとしても採用確率が高まるとはいえないでしょう。採用担当者は応募者が社内で良好な人間関係を構築できるかや、既存の従業員と親しくできるかといったことにも着目しています。
採用担当者から既存の従業員と応募者の相性が合わない、あるいは目指すべき方向性が異なるなどと判断されると、スキルに関係なく不採用になることが多いです。
また、仮に入社したとしても、人間関係に悩んだり、企業が目指す方向性に共感できずに居心地の悪さを感じたりすることもあるかもしれません。
まとめ
本記事で解説したように、再応募かどうかは企業側が把握していることが多いといわれています。特に、近年はDX推進の影響を受けてクラウドで応募者の情報を管理している企業も多く、採用担当者は応募者のデータを簡単に確認できます。
しかし、全ての企業において再応募が不可であったり、再応募しても採用の見込みがなかったりするわけではありません。ある程度の時間を置き、自身がスキルアップした上で応募すれば採用される見込みもあります。
また、他の企業に関する情報なども収集した上で、自分がその企業で働きたい理由を明確にすると採用確率は上がるでしょう。