富山県への移住ってどう?富山での転職を考えるなら知っておきたい基本情報
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富山県は北陸地方の一つで、東京都まで新幹線で約2時間です。日本のほぼ中央に位置していることから、国内のあらゆる場所への移動のしやすさも特徴となっています。また、自然が豊かで緑も多く、お米やお酒、野菜、魚が美味しいことでも知られています。
本記事では、富山県の基本情報や特徴などを解説したうえで、富山県移住制度の特徴やエリア別の制度などを紹介します。
目次
富山県の基本情報
富山県は北陸新幹線が開業し、東京から最短2時間8分でアクセスできるようになりました。東京からのアクセスが良いこともあり、富山県は移住先として人気のエリアで移住する若者は年々増加傾向です。
また、富山県には富山湾や立山連峰があり、季節の変化も感じられます。そのため、季節にあった美味しい食材を食べられるのが魅力です。
例えば、ホタルイカや白エビなど、富山県ならではの海の幸は美味しいため、お酒や魚介類が好きな人は大満足できること間違いないでしょう。
富山県の特徴
富山県は暮らしやすい県として評判です。大人も子どもも暮らしやすさトップクラスといわれることも少なくありません。
以下、富山県の特徴を紹介します。
子育てしやすい
富山県は子育てしやすいエリアとして知られています。待機児童はゼロで、希望すれば保育園に入ることができます。共働きを考えている方にとっても安心できるでしょう。
また、富山県は教育レベルが全国的に見ても高いです。全国学力・学習調査では、小学校が5位、中学校が4位にランクインしています。
富山県は都心部と比較して中学受験をするご家庭は少ないですが、公立の学校で友人たちと楽しく過ごしながらも、確かな学力を培うことができるのです。
働きやすい
富山県は全国的に見ても働きやすく、雇用先を求めて富山県に集う若者も少なくないようです。
富山県では、医薬品や金属機械、繊維、化学などさまざまな産業が盛んです。YKKや日医工、立山科学グループをはじめ、日本を代表するような企業も少なくありません。
富山県は有効求人倍率が高く、なおかつ正規雇用者の割合が全国2位という高さを誇っています。
自然が多い
富山県には立山連峰や富山湾など雄大な自然が広がっています。立山には雪の大谷や室堂平など、雄大な自然を感じられるスポットも多いです。
また、水がきれいな富山湾には多くの生き物たちが生息しています。富山県には漁業が盛んなエリアが多く、ホタルイカや白エビなど国内においても有数の珍しい生き物たちも生息しています。
富山県移住支援制度
富山県の移住支援制度は充実しています。
東京23区(在住者、もしくは通勤者)から富山県に移住し、移住支援金対象求人に就業した方などには、国や県、市町村が共同で移住支援金を支給しています。
金額は単身の場合は60万円、二人以上の世帯は100万円です。さらに、子育て世代の方には、18歳未満の子ども1人につき、30万円が支援金に上乗せされます。
移住支援金の対象者の主な要件は下記の通りです。
・東京23区の在住者、もしくは通勤者
・富山県内への移住者
・移住支援金の対象求人に新規就業した方
参考:とやまUターンガイド
エリア別の制度
富山県では市町村ごとに移住支援事業を行っています。
ここでは、富山市、魚津市、氷見市の移住支援制度について説明します。
富山市
富山市の移住支援制度は下記の通りです。
・移住
魚津市に東京23区(在住者、もしくは通勤者)から移住などに関する要件を満たす方のうち、就業に関する要件、もしくは起業に関する要件のどちらかを満たす場合に移住支援金支給の対象となります。
金額は単身での移住の場合は60万円で、世帯での移住の場合は100万円です。
・子育て
富山市に住所がある0歳から中学3年生を対象に、保険診療の自己負担分が支給されます。その他にも、富山市独特の子育て支援は多く、「産後ケア応援室」や子どもの多い家庭の保育料や副食費を軽減する制度などもあります。
また、ひとり親世帯にも優しい取り組みも特徴です。ひとり親家庭学習支援事業「あっかり未来教室」は、子どもが学習に遅れないよう学習の定着サポートを行っています。
・仕事
富山県は新たにビジネスを始めたい人を対象にした制度が充実しています。
例えば、「富山市まちなかオフィス等開設支援事業補助金」は富山市以外の人が、まちなかにオフィスを構える際、賃貸の一部を補助する制度があります。
参考:富山市
魚津市
魚津市の移住支援制度は下記の通りです。
・移住
東京23区(在住者、もしくは通勤者)から魚津市へ移住し、対象の法人への就業、もしくは起業、市が定める関係人口の該当者に移住支援金が交付されます。
世帯で移住した場合は100万円が支給され、単身で移住した場合には60万円の支給です。
・子育て
魚津市は出産にかかる費用の助成のみならず、妊婦の方のサポートを目的にした「妊産婦医療費助成制度」があります。また、出産後支援の充実度の高さも特徴です。
例えば「就学援助制度」では、小中学生の子どもがいて経済的余裕がないご家庭に、学校給食費など就学にかかる費用を支給しています。
・仕事
魚津市は農業が盛んな地域です。一次産業担い手育成(農業)として、新規就農者が農地中間管理機構から農地を借入した場合に助成金を受給できます。
また、起業を検討している人のサポートも行っており、「魚津市中小企業等活性化支援事業助成金」などがあります。
参考:魚津市定住応援サイト
氷見市
氷見市の移住支援制度は下記の通りです。
・移住
「氷見市定住マイホーム取得支援補助金」では、移住者で子育て世帯や新婚世帯、30歳未満、医療や介護、保育人材がマイホームを購入するにあたって、最大で140万円の補助金を受け取ることができます。
また、「氷見市定住促進賃貸住宅家賃補助金」では、前述の条件に該当する人は、2年間にわたって月額2万円の補助金を受け取ることができます。
それだけでなく、「氷見市移住世帯生活応援金」では同条件の人に対し、10万円分の地域商品券、もしくは「ひみPay」を支給する制度もあり、かなり手厚いのです。
・子育て
氷見市は母子の健康保持を目的に、医師の診断により認められた妊産婦の特定の疾病の医療費を助成しています。夫婦で協力して子育てできるよう「氷見らぶり~パパ塾」の開催などmp支援が整っているのも特徴です。
また、氷見市は児童クラブが充実しているため、小学校進学後もさまざまなサポートを受けながら子どもを育てられるでしょう。
・仕事
氷見市は介護人材移住応援事業として、首都圏在住で介護職に就いている方、もしくは介護職を目指す人の移住受入れを市内にある福祉施設と一体で支援しています。
そのため、U・Iターンで介護職として働きたいと考えている方にとって仕事を見つけやすいと考えられます。
参考:氷見市公式ホームページ
まとめ
富山県は日本有数の自然が豊かなエリアです。富山県は子育て世帯にもファミリー層にも、単身の方にとっても暮らしやすいエリアといえるでしょう。豊かな自然があるため、自然を活かしたレジャーを楽しんだり、美味しいお米や野菜を食べたりすることもできます。
富山県は移住支援として、子育て世帯や若年層に対してさまざまなサポートを行っています。子どもを自然豊かで教育レベルが高い富山県で育てたい親御さんや、地方に移住してテレワークをしようか検討中の方にもおすすめです。