子育て支援も充実!移住先に群馬県がおすすめな理由とは

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夏の妙義山。国の名勝に指定され、日本百景にも選定されている。

群馬県は国内でも自然が豊かで、なおかつ商業施設が充実している住みやすいエリアです。また、東京都に新幹線を使えば1時間弱で行くことができるため、ビジネスやレジャーにおいても便利でしょう。

本記事では、群馬県の基本情報を説明した上で、群馬県の特徴や移住支援金事業について説明します。あわせて、エリア別の支援制度の紹介もしますので参考にしてみてください。

目次

群馬県の基本情報

群馬県は東京から程近い距離にありながらも、山々に囲まれた県です。群馬県で暮らす人たちのライフスタイルは多様で、自然の中で子どもをのびのびと育てる人や、アウトドアを趣味にする人、都内に通勤する人などさまざまです。群馬県は都心のよさと地方のよさを両方味わえるエリアといえるでしょう。

また、自然が豊かな群馬県は食文化も充実しています。良質な小麦やソバの栽培が盛んであることから、うどんや蕎麦がおいしいと評判です。山から流れるきれいな水に恵まれている群馬県は、地酒も豊富にあるので、お酒好きの人にとっても魅力的でしょう。

群馬県の特徴

群馬県にはたくさんの魅力があります。ここでは、群馬県の特徴を2つ、紹介していきます。

物価水準の安さ

群馬県は全国の中でも物価水準が安い県です。平均的な住宅の家賃は東京都の半分以下で、生活必需品や食料品が低価格で販売されています。

都心部から地方に移住を検討される人の中には、移住することで現在の給料水準を維持できるのかと悩む人もいます。確かに、都心部と比較すると給与水準が低い企業も少なくありません。しかし、群馬県は物価水準が低いため、収入が多少下がったとしても、生活が苦しくなる心配はなさそうです。

子育て支援の充実

近年、都心部において待機児童が重要な課題となっています。一方、群馬県で待機児童は毎年ほとんどおらず、条件を満たしていれば保育園に入れます。お子さんが幼いうちから、働きたいと考える人にとっても安心です。

また、群馬県では中学校卒業までにかかる子どもの医療費は全て無料です。その他にも、語学教育に力を入れた教育環境や、幼い子どもを抱える親が気軽に参加できるサークルも充実しています。

群馬県移住支援金事業

群馬県は群馬県移住支援金事業を行っています。群馬県に単身で移住した場合には60万円、家族で移住した場合は1世帯100万円、さらに18歳未満の子ども1人につき30万円の移住支援金を支給しています。

参考:群馬県ホームページ

エリア別の支援制度

群馬県内であっても、エリアによって支援制度の内容が異なります。ここからは前橋市・高崎市・太田市における支援制度を見ていきましょう。

前橋市

前橋市には以下のような移住支援制度があります。

・子育て支援
前橋市は産後の女性の暮らしを支えるための制度が充実しています。例えば、産後ヘルパー派遣事業では生後6カ月未満(多胎の場合1年未満)の子がいる、家族や親族から支援を受けられない人は家事や育児などをヘルパーに依頼できます。

また、前橋市は子どもを育てやすい環境が全体的に整っています。例えば、「子ども医療費支給事業」は、医療保険の加入者で、中学校を卒業する年の3月31日まで、子どもの医療費を公費で負担する制度です。

多子世帯への支援も充実しており、第3子以降の給食費無償化や2歳以下の保育所・認定こども園保育料無償化などの制度があります。

・住宅支援
前橋市で一戸建ての空き家を探す人、所有する空き家の売買や貸借を考えている人は、「空き家等利活用ネットワーク事業」を利用すれば、自然豊かな群馬県で、一軒家をお得に購入し、ゆったりと暮らすことも可能です。また、空き家リフォーム補助制度もあるため、空き家を自分好みにリニューアルしたり、修繕したりすることもできます。

・UIJターン若者就職支援
40歳未満で前橋市で働きたいと考える人には、UIJターン若者就職支援がおすすめです。

以下の条件を満たすことで5万円の給付金を得られます。

・前橋市に転入後6カ月以内もしくは転入前3カ月以内に就職し、6カ月以上継続して勤務している
・奨励金交付後も前橋市に住み続ける意思がある
・市税を滞納していない
・移住支援金の交付決定を受けていない

参考:群馬県ホームページ「前橋市」

高崎市

高崎市には次のような移住支援制度があります。

・子育て支援
高崎市では中学校3年生の3月31日まで、 保険診療の自己負担分だけでなく入院時食事療養費の一部を負担しています。

また、多子世帯への支援も充実しています。第3子以降は2歳以下でも保育料が無料になります。さらに保育所での副食費の負担も軽減できます。第3子以降の子どもは、小学校の放課後に行われる放課後児童クラブを無料で利用できます。

・住宅支援
高崎市では空き家を活用したさまざまな住宅支援があります。空き家活用促進改修助成金では、高崎市内の戸建て住宅、もしくは併用住宅で約10年以上にわたり使用していない空き家を住居にする場合の改修費用に2分の1を乗じて得た額(上限額250万円)が助成されます。

また、事業者にも空き家を活用した支援を行っています。空き家を事務所もしくは店舗として活用する場合、改修費用の半額(上限額500万円)を補助しています。

参考:群馬県ホームページ「高崎市」

太田市

太田市には以下のような移住支援制度があります。

・子育て支援
太田市では子育て支援のみならず、不妊治療にかかる費用の支援を行っています。「不妊治療助成事業」では、1回の特定不妊治療費の自己負担額について10万円を限度に5年度分助成されます。

子どもがいる人が利用できる制度としては、小学生を対象とした放課後児童支援事業や、高校や大学進学にかかる費用を支給する奨学金制度などがあります。

・住宅支援
太田市では「太陽光発電システム導入報奨金」事業を行っています。

発電出力2kw以上の太陽光発電システムを設置した人は、30,000円分の太田市金券がもらえます。

・起業支援
太田市に移住することで、以下の起業サポートを受けられます。

・創業経営安定資金
創業予定、もしくは創業して1年未満の人で、市内在住または市内在勤3年以上で市税等を完納している人は500万円を上限に融資を受けられます。

・女性起業支援
「起業に興味があるけど、どうすればいいの?」「女性ならではの悩みとは?」といった悩みや疑問を抱える人は、セミナーへの参加がおすすめです。

現役の女性起業家によるセミナーを6~11月にプレセミナー含め全6回受講できます。

参考:群馬県ホームページ「太田市」

まとめ

群馬県は自然が豊かで落ち着いており、温泉も多いためゆったりと暮らしやすいエリアです。お子さんを自然が豊かな場所で育てたい人や、都心の喧騒から離れてテレワークをしたい単身の方にもおすすめです。

群馬県は物価が国内でも低水準であるため、群馬県に移住することで経済的にゆとりが出るかもしれません。また、自然が多い群馬県では、低価格で質のよい食料品を入手しやすいです。

群馬県には県が行っている移住支援事業の他、それぞれの市が独自の移住支援事業を行っています。移住先を決める際は、家族の生活スタイルに合う街であることはもちろん、移住者を対象にした支援の内容も踏まえて検討してください。