ビジネス上の課題を抽出し、解決に向けてビッグデータの収集・加工・分析を行う職業であるデータサイエンティストですが、転職先として選択・希望する理由などが気になるところですよね。

そこで株式会社エスタイルが1月28日から1月30日にかけて、データサイエンティストへの転職意向がある20代会社員107人を対象に、「データサイエンティストへの転職」に関する実態調査を実施しました。

転職先としての理由1位「市場価値が高まる職種だから」

同調査で『転職先の職種としてデータサイエンティストを希望する理由を教えてください。（複数回答）』としたところ、「市場価値が高まる職種だから」との回答が最も多く59.8％で、「新しい領域の仕事に取り組めそうだから」が49.5％、「統計及び分析の知識やスキルの習得を獲得したいから」が38.3％などと続きました。

転職のハードル、「転職に自信がない」が最も多い回答に

『データサイエンティストへの転職のハードルになっていることを教えてください。（複数回答）』と聞くと、「転職に自信がない」との回答が最も多く57.0％で、次いで「未経験への求人がない」が48.6％、「求人自体が少ない」が31.8％などとなりました。

また、「データサイエンティストになるために最も必要な素養だと思うことを教えてください。」と聞いたところ、「論理的思考力」という回答が最多の28.0％で、「数学的思考力」が26.1％、「エンジニアのスキル・経験」が17.8％などとなっていることが分かっています。

近年注目が集まっている「データサイエンティスト」は、20代の会社員に市場価値の高まっていく職業であると認識されている一方で、未経験で参入することに不安を感じる人が多いことが調査結果から伺えますね。

「データサイエンティスト」への転職のハードルを低くすることに加え、経験の有無を問わず同職業に必要な要素を体系的に学べる機会の創出が、若手データサイエンティストの活躍の場を増やすことにつながるのではないでしょうか。

▼外部リンク
株式会社エスタイルのプレスリリース（PR TIMES）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000013257.html