経営理念と人事評価制度の一貫性はどうでしたか?転職前の会社では「一貫していなかった」が48.2%

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約半数が「一貫していなかった」と回答

株式会社給与アップ研究所が7月8日に、直近1年で初の転職をした20代会社員108人を対象として、「経営理念と人事評価制度の一貫性に関する実態調査」を実施しました。

同調査で、『あなたが、転職前に勤めていた会社では「経営理念」と「人事評価制度」は一貫したものでしたか。』と質問したところ、「全く一貫していなかった」との回答が13.9%、「あまり一貫していなかった」が34.3%となり、それぞれを合わせて「一貫していなかった」という回答が全体の半数近くを占めていることが分かりました。

理由としては「会社の方針と報酬体系が連動していなかった」や「上司によって指示や方針が違った」が挙げられました。ストレスがたまったり会社に誇りを持てなくなったりする方も多く、結果として転職に繋がることが多いようです。

経営理念と人事評価制度の一貫性が高いモチベーションに

『あなたは、経営理念と人事評価制度の「一貫性」は、モチベーション高く働く上で重要だと考えますか。』と質問したところ、「非常にそう思う」との回答が全体の45.3%、「少しそう思う」が38.0%となっています。このことから、経営理念と人事評価制度の一貫性と、働く上でのやる気やモチベーションが大きく関係していることがうかがえますね。

また、『あなたは、経営理念と人事評価制度が一貫している会社に対して魅力を感じますか。』と聞いたところ、「非常に魅力を感じる」という回答が47.2%、「少し魅力を感じる」が39.8%でした。企業の経営理念に共感して入社する方も多いので、転職者数の多い企業は人事評価制度を一度見直してみる必要がありますね。

▼外部リンク
株式会社給与アップ研究所 プレスリリース
https://www.salary-up.com/20210816-2/