中途入社の初日の過ごし方!初日の流れや挨拶のマナー
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中途入社が無事決まり、迎える初出勤の日。
初めての転職で、初日の行動ポイントや、挨拶の仕方が不安な人も多いはずです。しっかりとイメージトレーニングしていたとしても、なかなか思い通りにはいかないものですよね。
そこでこの記事では、入社日までに準備しておくこと、入社初日の流れについて、詳しく解説します。さらに、入社日の挨拶のコツや、メールの送り方についても紹介します。
中途入社の初日を向かえる際に、ぜひお役立てください。
目次
- 1.入社までの準備
- 2.入社初日の流れ
- 3.初めの挨拶のコツ
- 4.メールの送り方
- 5.まとめ
入社までの準備
まずは、内定獲得から入社日までの間に準備しておきたいことを紹介します。
TODOリストにして、部屋の目に入るところに貼っておくのもおすすめです。
場所と持ち物の確認
採用試験が入社する会社とは違う場所で行われた場合、実際の会社の場所をしっかりと把握しておかなければなりません。
入社日まで時間があるのであれば、ナビを使わなくても行けるよう、下見しておくと良いですね。
下見に行く際は、できれば通常の出勤時間、曜日で、道や電車の混み具合も把握しておくと、当日の思わぬ遅刻対策にもなります。
当日の持ち物について、まずは基本的な持ち物を紹介します。
- メモ帳と筆記用具
- 時計
- 書類が入るカバン
- 携帯電話
さらに、採用時に伝えられた特別な準備物があれば、忘れずに持参しましょう。
中途採用の場合、前の職場での源泉徴収票や、扶養する家族の収入証明などを指定されることもあります。前の職場や市役所で発行してもらう必要があるものは、なるべく早めに用意しておきましょう。
忘れ物が頻繁にあると、新しい職場での信用を損なう恐れがあります。
当日の朝バタバタと買い足したり、貸してもらったりする事態にならないよう、余裕を持って入社日当日を迎えてください。
業界の知識の準備
採用通知をもらった際に、入社後、どのような業務を担当するのか言われることがあります。
業務内容についての業務知識を身に着けておきましょう。
入社後に研修がある場合が多いですが、予備知識で頭に入っていれば、研修内容をより早く理解することができます。
中途採用で入って来るあなたに会社が期待しているのは、ズバリ即戦力。前の仕事とは違った業種の企業へ転職した場合は、一層の努力が必要になります。
もし、入社後どのような業務を担当するか知らされていなければ、採用担当の方に連絡をして、確認しておくと良いでしょう。
身だしなみ確認
第一印象はとても大切です。身だしなみが整っていて、しっかりした挨拶ができるだけでも、プラスなイメージで勤務を始められます。
だらしない印象を与えないために、出社時から身だしなみを整えておきましょう。遅刻ギリギリの時間に、汗だくで髪型も乱れている、という事態は避けるのがベター。
髪は清潔感のある髪型で、男性は、ひげもきれいに剃って出社しましょう。服装は、クリーニングに出しておくか、きれいに洗濯してアイロンがけをしておきます。
しわや汚れが目立つ服は、だらしない印象を与えてしまいますので、着て行かないようにしましょう。
体調管理
入社日の前日は、できれば家でゆっくり過ごすか、入社に向けての準備をするようにしましょう。
前日にお酒を飲み過ぎたり、遠出していたりして、入社日に体調不良で遅刻、欠勤をすることのないようにしてください。
社会人としての常識がない人、というマイナスのイメージを持たれてしまっては、そのイメージを覆すには時間も労力もかかります。
持病などで入社日前に不安がある場合は、事前に病院で診察を受けておけば、安心して当日を迎えられるでしょう。
入社初日の流れ
次に、入社初日の流れについて紹介します。
会社によって入社後の流れに違いはありますが、ここでは一般的な流れを紹介しますので、参考にしてくださいね。
①出社
出社先は、自分の配属先や、人事担当、総合受付など様々です。
当日の朝迷わないよう、前日までに採用担当の方に、従業員用入り口や出社先について詳しく聞いておきましょう。
②事務手続き・オリエンテーション
入社に必要な書類に必要事項を記入して提出します。制服や備品の貸与も、ここで行われることが多いです。
事務手続きが終わると、会社の企業理念や、就業規則、給与規定などについての資料の読み合わせをします。
給料やボーナス、休日などについて、不安なことはここで素直に聞いておきましょう。
③挨拶・自己紹介
職員全員の前で挨拶をする場合と、部署でのみ挨拶をする場合があります。
どちらにしても第一印象は大切ですので、さわやかな笑顔で挨拶をしましょう。
④業務内容説明、実務
挨拶が済んだら、担当業務内容の説明を受けます。経験者の場合は、ある程度説明を受けたら早速実務に入るかもしれません。
初めての業務であれば、研修や、先輩・上司の元で業務を覚えることになります。
初めの挨拶のコツ
次に、入社初日の自己紹介を含めた挨拶のコツを紹介します。ポイントを押さえて、好印象を持たれる素敵な挨拶にしてくださいね。
話し方
話し方のポイントはこの3点です。
- 大きな声で話す
- 笑顔で話す
- 明るくハキハキと話す
入社初日の挨拶では、会社の皆があなたに対して興味を持ち、どんな人が入ってきたのかな?と期待をしてくれています。
名前や簡単な挨拶だけで済ませては勿体ないでしょう。
前の会社ではどのような仕事をしていたのか、この会社で活かせそうな得意分野、趣味なども軽く添えられると良いですね。
しかし、内容を難しく考えることはありません。その場にいる全員に聞こえるボリュームで、明るく元気に挨拶しましょう。
伝える項目
自己紹介の挨拶で最低限伝えたい項目は、以下の3点です。
- 名前と経歴
- 会社に対して貢献できる点
- 新しい仕事への抱負
緊張で頭の中が真っ白になってしまわないよう、項目だけでも頭に入れておくと良いですよ。
挨拶も、あまりダラダラと長くなると聞いている方も疲れてしまいます。
必要なことを簡潔にまとめて、ハキハキと明るく自己紹介をしましょう。
挨拶の例文①経験者向け
本日からお世話になります、【フルネーム】です。前職では○○の業界で、営業として〇年勤務いたしました。
前職での経験を活かして、少しでも早く戦力になれるよう頑張ります。
不慣れな点も多く、皆さまにはご迷惑をおかけするかと思いますが、1日でも早くお役に立てるよう努力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
挨拶の例文②異業種転職者向け
おはようございます。本日からお世話になります、【フルネーム】と申します。
前職では○○業界で××の業務をしておりました。出身は○○県で趣味は△△です。
もし同じ趣味の方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。
未経験の職種へのチャレンジではありますが、1日でも早く会社に貢献できるよう、一生懸命頑張ります。ご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
メールの送り方
基本的には、入社の挨拶は直接対面や、口頭で伝えましょう。
しかし、入社当日に不在だった方や、違う店舗で勤務されている方、クライアントや取引先の方には、メールでの挨拶を行います。
入社日当日はやることが多く忙しいですが、なるべく初日のうちに挨拶メールを送るように心がけてください。業務の合間を見つけてすぐに送れるように、事前に下書き保存しておくと良いですね。
用意する文面は、社内の人向け、社外の人向けと両方用意しておきましょう。
社内の人向けのメール文面例
〇〇部 【フルネーム】様(相手の部署と名前、役職名を書く場合は、様は不要)
本日〇月〇日より◯◯(部署名)でお世話になります、【フルネーム】と申します。
直接ご挨拶ができませんでしたので、メールにてご挨拶させていただきます。
前職では◯◯の仕事をしておりました。
1日でも早く戦力となり会社に貢献できるよう、精いっぱい努力してまいります。ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
所属部署・氏名
電話番号
メールアドレス社外の人向けのメール文面例(取引先相手など)
〇〇(相手の社名と部署)◯◯様(名字だけでも可、役職名を書く場合は、様は不要)
突然のメールで失礼いたします。
〇月〇日付で◯◯(自社名)、◯◯部(所属部署)に入社いたしました、【フルネーム】と申します。このたび弊社◯◯(前任者の名字)の後任として、貴社の担当をさせていただくこととなりました。
至らない点もあると存じますが、1日も早くお役に立てるよう精進いたします。何卒よろしくお願い申し上げます。
つきましては、近いうちにご挨拶にお伺いさせていただきたく存じます。
下記日程で30分ほどのお時間をいただける日時はありますでしょうか。
・〇月〇日(〇)午前
・(候補日を3日程ほど記載する)もしくは◯◯様のご都合の良い日時をお教えいただけますと幸いです。
ご多忙の折、こちらの都合で誠に恐縮ではございますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
会社名
部署・氏名
会社住所
電話番号
メールアドレスまとめ
今回は、中途採用で転職が決まった方向けに、初出社日の流れやマナーについてまとめました。
自己紹介の挨拶や、当日までに準備しておくことなど、確認を怠らず出社日に備えましょう。
企業によって、入社日の持ち物やタイムスケジュールなどは様々です。
不安な点がある場合は、事前に採用担当の方に連絡して確認しておけば安心でしょう。