円満退職できた人・できなかった人の違いは?転職経験者に「円満退職」について調査を実施
コンサルタントブログ
会社を辞める理由は人それぞれですが、中には「抱えていた会社への不満をすべてぶつけて辞める」という人もいるかもしれません。
しかし、マイナスな感情で退職することが会社に伝わると、退職するまでの人間関係や手続きでトラブルが起きてしまう可能性も。会社を辞める際には、できるだけ円満退職をしたいですよね。
そこで今回は、転職経験者500人を対象に実施された「円満退職に関する意識調査」を見ていきましょう。
全体の71.4%が前職を「円満退職できた」と回答
『前職を円満退職できましたか?』と質問したところ、全体の71.4%が前職を「円満退職できた」と回答。多くの人が円満退職・転職できていることが分かりました。
円満退職できた人からは、「資格を活かしたかったから、みんな応援してくれた(女性、25歳で転職)」や、「会社側がしっかりと話を聞いてくれ、有休消化まですべてこちらの要求通りになったから(男性、38歳で転職)」などという理由が挙げられました。
一方で円満退職できなかった人からは、「他にやりたいことができて、とにかく早くやめたいと思っていて、急に辞めるかたちになったため(女性、23歳で転職)」や、「パワハラを受けて退職したから(男性、45歳で転職)」などといったコメントも。
辞めることを伝えてから周りの人たちが冷たくなったり、有給や退職金がもらえなかったという意見も見られ、退職をする際に辛い思いをした人も多くいることがうかがえます。
円満退職のコツ、ランキングの1位は「早めに伝える」
同調査では円満退職する方法・コツについて聞き、ランキング化もしています。ランキングの1位は「早めに伝える」で126人が回答。2位が「日頃の人間関係」、3位が「納得できる退職理由を用意」と続いています。
「早めに伝える」と回答した人が挙げた具体的な方法としては、「退職する1年ほど前から、退職予定と転職について事前に伝えて、了解を得たこと(男性、34歳で転職)」や、「退職の報告から退職日まで充分な日数を設ける(女性、47歳で転職)」などがありました。
後任人事や引継ぎを考慮して早めに退職日を伝えることや、日頃の人間関係の構築などといった、日々の積み重ねが円満退職につながるようですね。
▼外部リンク
株式会社ビズヒッツのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000041309.html