子育て世代の地方移住のメリット・デメリットとは?子育て支援もチェック!

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コロナウイルスの流行により、自宅でインターネットを使って仕事ができる企業が増えてきましたね。出社する機会が少なくなり、家族と過ごす時間が増えたことで、「地方移住」という言葉が頭をちらついた方も多いでしょう。

そこで今回は、子どもがいる家庭で地方移住を考えている方向けに、地方移住のメリットとデメリットをまとめました。地方移住の子育て支援に関する情報も紹介します。

この記事を参考に、自分の生活スタイルや家族構成などと照らし合わせながら、地方への移住を考えてみてはいかがでしょうか?

【目次】
1.地方移住のメリット
1.1.住居の費用と騒音問題
1.2.待機児童問題
2.地方移住のデメリット
2.1.公共交通機関の不足
2.2.近所づきあい
2.3.求人の少なさ
3.地方の子育て支援
3.1山梨県の子育て支援事業
3.2新潟県の子育て支援事業
3.3富山県の子育て支援事業
4.まとめ

地方移住のメリット

都会での生活は、必要なものがすぐに手に入ったり、公共交通機関が充実していたり、とても暮らしやすいですよね。

しかし、地方に移住して生活してみると、都会では味わえなかった意外なメリットと出会うことができます。

まずは、地方移住のメリットを見ていきましょう。

住居の費用と騒音問題

子育て世代に嬉しい地方生活のメリットは、住居費が安いという点です。

地方では、賃貸であっても一軒家が多いのが特徴。賃貸の安い家賃で一軒家を借りることができれば、子どもがいる家庭でものびのびと暮らすことができますね。

マンションやアパートのように下の階や隣の部屋への迷惑もかからないので、子どもたちやペットも自由に生活できるのでおすすめです。

賃貸ではなく購入するにあたっても、土地や家を安く購入することができます。安く古民家を購入して好きに改造できるので、DIY好きにはたまりませんね。

待機児童問題

現在では共働き世帯が増え、待機児童が多くなっている時代です。しかし、人口密度が低い地方に行くと、子どもの人数も少なくなる傾向があります。

そのため、地方では求職中から預けることができる園も多く、働きたいママにとってもこれは大きなメリットになります。

子どもが少ないので、保育園に預けても保育士1人に対する子どもの人数が少なく、先生とたくさん触れ合うことができるので、子どもたちにとっても良い影響を受けるでしょう。

地方移住のデメリット

都会に住むことにメリットとデメリットがあるように、地方での暮らしにはデメリットもあります。

メリットばかりを追い求めて行くのでは、すぐに地方移住を諦めて都会に帰ることになりかねません。デメリットを踏まえたうえで移住計画を立て始めましょう。

ここからは、地方移住の主なデメリットを紹介します。

公共交通機関の不足

地方では電車やバスなどの公共交通機関が少なく、移動には基本的に自家用車を使うことが多いようです。

電車が通っていたとしても、時刻表を見ると1時間に1本、終電が早すぎる、といった落とし穴があります。

地方移住するにあたって、車の運転免許を取得しておくのは必須かもしれませんね。

さらに、子どもの具合が悪くなった時などには病院に連れていきますが、病院や医師の数が少ない場所もあります。そのため、移住をする前に、地域の病院数や場所を確認しておきましょう。

近所づきあい

地方移住のデメリットとして捉えるか、メリットとして捉えるか難しい部分ではありますが、近所づきあいや人間関係で地方移住を断念する方も多いようです。

昔から地方に住んでいる方のコミュニティがあるので、都会からの移住者は、地方に馴染むまで時間がかかるかもしれません。

円滑な近所づきあいをしていくためには、自治会に入ることや、地域の定期清掃、お祭りの手伝いなどにはすすんで参加し、地域の方々と仲良くなるのが良いでしょう。

求人の少なさ

地方移住して生活していくには仕事と最低限の収入は必要ですよね。「自給自足で生きていく!」と夢を抱いて地方移住を試みる方もいますが、畑の管理にもお金が必要です。

地方での職探しは、職種や給与などストライクゾーンを広げて探せば見つかります。自然が豊かな地方でゆったりとした暮らしができるような、地方ならではの仕事を見つけられると良いですね。

また、地方では最低賃金が低く、給与面に関しても都会に比べて低くなります。

しかし、給料は安いものの、最低賃金が低い地方は物価も低い傾向がありますので、生活していくうえで必要最低限の収入が見込めるかどうかで考えてみてくださいね。

地方の子育て支援

子どもも一緒に地方移住を考えている場合、地方での子育て支援活動の取り組みも気になるところですね。

地域によって子育て支援内容は異なりますので、以下の項目を参考に移住先を探してみてください。

山梨県の子育て支援事業

山梨県では、子どもが生まれる前のママのケアから子育て支援が始まっています。妊娠中から産まれた後もしっかり自治体がサポートしてくれるのが魅力です。

・病児・病後児保育事業の広域化
・第2子以降3歳未満児の保育料無料化
・乳幼児医療費の無料化
・「子どものこころサポートプラザ」 など

参考:山梨県ホームページ(https://www.pref.yamanashi.jp/

新潟県の子育て支援事業

新潟県では、ひとり親家庭への支援が充実しています。ひとり親であっても、仕事をしながら安心して子育てができるのが特徴です。

・不妊・不育・乳幼児の医療費助成
・幼稚園・保育園・認定こども園の保育料の多子軽減
・夜間の小児救急医療電話相談
・ひとり親家庭を支援する制度 など

参考:新潟県ホームページ(https://www.pref.niigata.lg.jp/

富山県の子育て支援事業

富山県の子育て支援事業の特徴は、両親が共働きであっても保育園やこども園に預けやすい点です。突然の残業があっても延長保育を申し込めて、子どもが病気をしても預けられる施設があるのは嬉しいですよね。

・幼児教育・保育の無償化
・多子世帯(3人以上)向けの融資制度
・とやまっ子 子育て応援券
・保育所等保育料軽減
・保育所等副食費軽減 など

参考:富山県ホームページ(https://www.pref.toyama.jp/index.html

まとめ

今回は都会から地方移住するにあたってのメリット・デメリットや子育て支援について紹介しました。

広い一軒家を低価格で購入する夢は、都会に住んでいるとなかなか叶いにくいですよね。しかし、地方では土地代も安く、広々としたマイホームを持つことも夢ではありません。豊かな自然に囲まれた環境で、のびのびと暮らすのは格別でしょう!

また、地域によっては、移住支援金や子育て支援が受けられる制度を設けているところもあります。自治体によって条件が異なりますので、移住前に確認しておきましょう。

今回の記事を参考に、地方移住でのメリット・デメリットも加味しつつ、新しい地方への移住生活を検討してみてくださいね。