リーダーとしての資質を磨く!応援されるリーダーとなるためのポイントを紹介

コンサルタントブログ

組織やチームにはメンバーをまとめ、周囲を引っ張っていくリーダーが存在します。リーダーがいることでメンバーが安心して自分の役割をこなせるほか、組織やチームにおける混乱などを回避しやすくなります。

とはいえリーダーに向いている人や、素質がある人の条件にはどのようなものがあるのか疑問に思う方も多いはずです。

そこで本記事ではリーダーとは何か確認した上で、リーダーの資質だけでなく、リーダーが必要な理由やリーダーとマネージャーの違いなどについて解説していきます。あわせて、リーダーの資質を磨くためのポイントも紹介します。

目次

リーダーとは?

リーダーの明確な定義はないため、リーダーの捉え方は人によって異なります。例えば、目標と物事の優先順位を定め、それを守り続けることをリーダーの役割として考える方もいれば、学びを怠らずに、責任を受け入れるのがリーダーだと認識する方もいます。

リーダーの捉え方は前述のように異なりますが、リーダーは目的に対する目標の設定を行い、その実現に向けて複数人の力を引き出しながら課題を克服していき、目標を達成できるようリードする人といえるでしょう。

なぜリーダーが必要なのか

組織やチームにおいてメンバーが対等な立場にあり、全員が意欲的に業務に挑める職場は理想的です。しかし、現実においては組織には異なる考えや価値観を持った人たちが集まっているため、誰かが中心となって組織の目標を共有し、モチベーションを保ち、行動をリードしなければ成果を出すことが難しくなります。

リーダーが存在することで組織やチームの団結力が高まり、個人の力では不可能な集団ならではの力を発揮することができるようになります。リーダーには各メンバーの個性や特徴などを理解し、集団の中で最大限の力を発揮できるようにする司令塔としての役割が求められているのです。

マネージャーとの違いは何か

リーダーとマネージャーの役割は重なる部分も多いですが、その目的のニュアンスが異なるといえます。

リーダーは方向性を定めてチームを今までとは異なる場所やより高いレベルへと導きます。また、困っているメンバーや悩んでいるメンバーに寄り添う姿勢も求められているといえるでしょう。

対して、マネージャーとは仕事を成し遂げるために、部下に指示を出すほか、業務の進捗管理を行う人のことです。マネージャーには業務の進捗状況を正しく把握し、スケジュール通りに進めていけるよう調整することが求められます。

リーダーに求められる資質

ここでは、リーダーに求められる資質について紹介していきます。

課題解決力

リーダーとしての立場にあると、日々さまざまな課題に直面することがあるでしょう。また、メンバーが抱える課題について相談を受けることもあります。リーダーは現状をしっかりと把握し、課題を解決するための施策を検討するほか、周囲の意見を踏まえた上で意思決定をしなければなりません。

また、計画通りに進めたにもかかわらず目標を達成できなかったというケースも少なくないでしょう。こうした場合は、当初の計画に捉われず、課題を発見し、新たに施策を検討することが求められます。リーダーが解決策まで落とし込めなかった場合、その課題について解決することは難しいでしょう。

コミュニケーション力

リーダーは組織やチームのメンバーはもちろん、社内のさまざまな立場にある人たちや外部の人とも会話する機会が多くあります。

また、メンバーと日頃から適切なコミュニケーションを取り、業務の進捗具合やプロジェクトの状況などを共有する必要があります。また、落ち込んでいるメンバーや仕事がうまくいかず悩みを抱えているメンバーには、本人や周囲へのヒアリングを行い適切なケアを行うことも求められます。

円滑なコミュニケーションが取れるリーダーは、自分がリードするチームやプロジェクトに参加するメンバーを動かすことができるでしょう。

主体性

リーダーは受け身の姿勢でいるのではなく、主体的な姿勢で業務に携わることが求められます。リーダーとはメンバーに対して指示を出す立場にあるため、受け身でいてはチームや組織が動かなくなってしまいます。

常に周囲の状況を把握し、何が必要なのか考えることで、自然と主体的に動けるようになります。

強い責任感

リーダーは自分の役割に対して責任を持つことだけでなく、チームのメンバーの仕事についても責任を持たなければなりません。

メンバーが仕事でミスをした場合やクライアントとトラブルを起こした際には、リーダーは自分事として捉え、対応することが求められます。

応援されるリーダーの特徴

ここでは、応援されるリーダーの特徴について見ていきましょう。

周囲からの信頼

優れたリーダーであれば自分から名乗り出なくても、周囲の人たちが自然と押し上げてくれるものです。また、周囲からの信頼がない状態でリーダーになったとしても、メンバーがついてきてくれるとは限りません。

周囲から信頼されるリーダーになるには、メンバーの見本となる行動をとることが大切です。また、周囲に対して気配りをしたり、信念を持って業務に取り組んだりすることも重要なポイントになります。

思いやりの心

思いやりの心を持ったリーダーの下ではメンバーは安心して働くことができます。リーダーは自分の利益だけを追求するのではなく、組織やチーム全体で利益を上げることを意識しなければなりません。

場合によっては、自分の業務を差し置いてメンバーのフォローにまわったり、メンバーからの相談に多くの時間を費やしたりすることもあるでしょう。

各メンバーとの対話を大切にし、それぞれに合った対応を行うことが重要です。

高い志

高い志を持ち、一生懸命に業務に励む人は周囲を鼓舞する存在となります。また、その懸命さや前向きさは周囲に対してよい影響をおのずともたらすでしょう。

リーダーはミスをしたり、うまくいかないことがあったりしてもネガティブにはならず、常に前向きな姿勢で目標に向かって努力することが求められます。

リーダーの資質を磨くためのポイント

リーダーとしての資質を磨くためには、まずは自分からメンバーや周囲の人たちを信用してみるようにしてください。自分のことを信頼していない人に対し、信頼感を抱く人は少ないでしょう。自分からメンバーを信頼し、頼りにすることで、メンバーもその期待に応えようとしてくれるはずです。

また、リーダーとして意思決定をしたり、メンバーのサポートをしたりするためには知識や経験も必要になります。

まとめ

組織やチームで成功するためには優れたリーダーの存在が不可欠といえるでしょう。業務に関する深い知識があり、周囲を思いやってくれるリーダーの下では、メンバーは安心して働くことができます。適切な役割分担や安心感などから高いパフォーマンスを発揮することもできるでしょう。

仕事に関する能力だけでなく人間味も求められるリーダーには、周囲からの信頼も必要です。まずは、リーダーからメンバーを信頼することで、信頼関係が育まれていくはずです。