【転職の進め方】準備や流れを知って転職を成功させよう
コンサルタントブログ
勤務先に不満を抱えていたり、より高いレベルの仕事がしたいなど、転職の理由は人によって異なります。いずれにおいても、転職活動は簡単にはいかないものですよね。
転職を決意したものの、「転職活動はどうやって進めればいいの?」という疑問を抱える方や、「転職活動の流れが分からない」という方も多いでしょう。手間や時間のかかる転職活動を少ない負担で終えるためにはコツがあります。
そこで本記事では、転職の進め方について分かりやすく解説していきます。転職活動における準備方法についても確認していきましょう。
目次
- 1.転職の流れ
- 2.書類を用意する
- 3.面接を受ける
- 4.内定後の流れ
- 5.まとめ
転職の流れ
転職活動をする前に、転職の流れを確認することから始めましょう。
何から始めれば良いのか分からないという方にとって、転職の流れをおさえておくことで、自身のやるべきことがイメージしやすくなるはずです。
自己分析をする
自己分析では、以下について考えてみましょう。
・転職によって何を実現したいか
・学生時代に学んだこと
・業務におけるこれまでの実績や経験
・自分の強み
・自分の弱み自己分析をきちんと行うことで、今後の目標を明確にしやすくなり、かつ自身に向いている仕事を見つけやすくなります。また、応募書類の作成において志望理由を記入する際にも、自己分析は役立つでしょう。
これまでの人生を振り返り、自分自身についてよく考えてみることをおすすめします。
自分の市場価値を知る
「転職が上手くいかない」という悩みを抱える方の多くが、自己評価と市場価値に大きなズレが生じていることも少なくありません。
「転職をするからには、今の年収の倍は欲しい」「自分はこれだけの実績があるのだから、管理職として入社したい」などという思いは、誰にでも少なからずあるものです。しかし、自分の実力以上の企業にばかり応募したり、条件を狭めすぎたりしていると、転職活動は長引いてしまうでしょう。
「自分は〇〇の資格がある」「自分は大企業で働いていた」などといった自信も大切ですが、あなた自身の価値を客観的に見つめることが転職活動において鍵となります。
応募する企業を選定する
自己分析の結果に基づいて、自分にはどういった職種や業界が向いているか考えていきます。
『会社四季報』を参照し、各企業の業務内容などを調べる他、企業のホームページなどを閲覧して、各企業の雰囲気を知ることも大切です。
会社までの通勤時間、各種手当、労働時間なども必ず確認するようにしてください。
書類を用意する
応募する企業を決めたら、応募書類を用意します。
転職活動における一般的な応募書類として、履歴書と職務経歴書があります。
履歴書の作成
転職活動では、履歴書は本人確認書類として主に利用されます。また、履歴書に記載した内容も、あなたを印象付ける要素になりますので丁寧に作成しましょう。
また履歴書における顔写真は第一印象になるので、清潔感のある身なりで、相手に好印象を与えられるような表情の写真を選ぶ必要があります。
職務経歴書の作成
職務経歴書は書類選考において重要な書類です。企業の人事は、職務経歴書に記載されている内容から、あなたが会社にとってどのように貢献してくれるかをイメージします。
職務経歴書について、項目ごとにポイントを説明していきます。
・自己PR
自己PRでは企業のニーズ、職種に合致したPRを行うようにしてください。職種に関係しない能力をPRしても、評価されないことがほとんどです。・志望動機
応募先の企業についてきちんと理解した上で、志望動機を記入します。応募先の企業で働きたい理由や、自分がどのようなかたちで貢献できるかを、自分の経験や業績などを交えながら説明しましょう。また職務経歴書を作成する際は、簡潔で分かりやすい文章を書くよう心掛けてください。
面接を受ける
書類選考を通過したら、面接試験の案内が届きます。
面接試験に挑むにあたって、事前準備は不可欠です。自己紹介、自己PR、志望動機、転職理由などといった面接における定番質問について、きちんと受け答えできるように練習しておきましょう。また、面接では逆質問を求めてくる企業も多いので、質問をいくつか考えておくことをおすすめします。
内定後の流れ
ここまで、転職活動の流れについて解説してきました。
転職先が決まったら、入社に向けて準備を進めていく必要があります。以下、内定後の流れについて解説していきます。
退職
転職活動を在職中に行うことを推進する意見が多く聞かれます。実際に、退職後の転職活動ですと、金銭的にも、精神的にも余裕がなくなる可能性がありますよね。
内定を承諾したら、勤務先の企業に退職する旨を伝えなければなりません。勤務先に退職を伝える時期として、正社員については退職予定日の14日前と民法で定められています。
しかし、引継ぎ期間などを考慮すると、退職希望日の1ヵ月から2ヵ月前に伝えることをビジネスマナーとする見方もあります。
入社日の調整
企業にとって、内定を出した応募者がいつ入社してくれるのかは非常に重要な問題です。
内定を承諾したら、転職先の企業と入社日の調整を行います。
転職の場合、転職先企業の都合に加えて、現在勤めている企業の事情などを考慮しなければならないケースも多く、調整が難しいことも多々あります。在職中の場合、入社日は「内定承諾から、翌々月の月初」と一般的に言われています。離職中の場合は、在職中よりも入社日が早く、「内定承諾から翌月月初」になることが多いです。
条件の交渉
入社を決める前に、採用内定通知書などを参照し、入社日、労働時間、給与、福利厚生などの条件を確認してください。特に、給与についてみなし残業代が含まれるかどうかは重要な確認ポイントです。
不明点や分からないことがあったら曖昧にはせず、内定を承諾する前に必ず確認するようにしましょう。場合によっては、条件交渉が必要になることもあります。
まとめ
本記事では、転職の進め方について解説してきました。転職活動中は、精神的にも、金銭的にも厳しい状況となるケースも珍しくないため、不安や悩みを抱えてしまう方も多いです。
転職活動を成功させるポイントは、自己分析を行い、自身の市場価値を正しく理解するところにあります。応募先の企業を選定するにあたって、自分の長所や短所、さらにはキャリアビジョンを明確にしておくことも重要です。また、企業を選択するにあたり、高望みになりすぎないようにすることも覚えておきましょう。
応募する企業が決まったら、提出書類の作成や面接の事前準備をしっかりと行い、内定獲得に向けて進んでいきましょう。